抜く痛みよりも首が痛い

思春期の真っ只中である中学生の時、最初に気になりだしたのが脇のムダ毛でした。

始めの頃は、割と細めの毛がフサフサと気が付けば生え揃っていたのです。
もちろん、デリケートな時期の女の子でしたから、こんな所に毛を生やしておくなんて言う事は出来ません。

なので、やっぱり最初は剃刀で脇の毛を剃っていました。
剃った後の脇は、あの忌々しいムダ毛が無くなり、つるつるとしていて、すっきりした気持ちになりました。

ところが、次第にいくらきれいに剃っても、次々と毛が早い段階で生えてきてしまうのです。
入浴の時に剃ったのに、次の日にはもうムダ毛の頭が見えていました。
それからは、ひっきりなしに剃っていたのですが、だんだん皮膚が痛くなってきたので断念しました。

友人に聞くと、毛抜きで抜いた方が生えてくるのが遅くなると言うので、私も毛抜きを使う事にしました。
けれど、初めて抜いたときどき剃刀とは比べものにならない位に痛くて、涙目になりました。

それでも、絶対に恥ずかしい思いをしたくはなかったので、頑張って一本ずつ抜き取りました。
すると、確かに剃刀の時よりも、ムダ毛が生えてくるペースが遅くなっていました。
それ以来、私は毛抜きで処理をする事にしたのです。
けれど、脇の毛を抜く時、毛の痛さとは別に違う痛みも感じるようになったのです。

それは、首の痛みでした。
どうしても脇の下を覗く体勢になるので、必然的に首を思いっきり曲げて見る事になるのです。
しかも、ムダ毛は何十本もあるのですから、時間もかかります。
時々、休憩しながら抜いたりもしていましたが、やっぱり疲れました。ふと、鏡を見ながら抜けばいいのではと思い試してみた事もあるのですが、鏡だと毛を一本ずつ掴むのが、とても難しいのです。

途中、間違えてムダ毛ではなく肉を挟んでしまって、物凄い痛い思いもしました。
なので、仕方なく自分の首を駆使しながら毛抜きを使っていました。
すると、ある日寝違えたかのような状態になり、首が曲がらなくなりました。
以来、毛抜きは恐怖になっています。

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